女性と違いカラダの変化が生じない夫の多くが、妻の妊娠期間中にはまだパパとしての実感を持てないでいます。少しでも早くからパパとしての実感を持つことが男性の育児参加を促すと考える私たちは、妊娠中の妻を持つ夫“プレパパ”に対しある実験を行いました。

プレパパが少しでもパパとしての実感を持てるよう、最も身近な先輩パパである”自分の父親”に子育ての経験について質問をしてもらいました。ただ、父親と直接質問をするのはカウンセラー。プレパパは別室からカウンセラーに指示を出します。面と向かっては話しにくい本音を聞き出しました。

核家族化、女性の社会進出など、時代の変化とともに、家族のあり方、子育ての方法は大きく様変わりしました。しかし、”家族を想う気持ち”はいつの時代も変わらないものと言えるのではないでしょうか。 今回の実験では、自分がどのような想いで育てられたのかを知ることで、パパになることを具体的にイメージするきっかけになりました。

パパになるってどんなことだろう？自分はどんなパパになれるだろう？そんな風にパパになることについて、身近な先輩パパ、家族、そして、パートナーと話してみてください。話をすることが、パパになることを考えるきっかけになり、パパとしての自覚の芽生えとなるはずです。 パパもママもひとりで抱え込まず、周囲の人と、家族と、話しあい助けあえる。そんな風に”手を取りあって、育て合う”ことが子育てには必要不可欠だと考えます。