ヤンゴン市のパラミ総合病院と連携事業を開始予定
ミャンマー・ヤンゴン市にあるパラミ総合病院と連携事業に向けた第一歩として、医療協力を行う方向で合意し、2019年7月1日に同病院と医療協力に関わる覚書を締結しました。2018年12月に同病院の経営幹部視察団が葵鐘会の医療施設、管理オフィスを訪問・視察しミーティングを実施しました。その後、当会は同病院訪問し、パラミ病院を運営するパラミライフサイエンス社が2021年に新規開設予定の総合周産期センターにおいて、日本式の周産期医療を導入することを前提とし、その準備期間における指導連携について協議を続けてきました。
連携事業に向けた第一歩として、2019年7月1日、同病院と医療協力に関わる覚書を締結しました。また、同日、当会医師も同行し、腹腔鏡手術や麻酔管理の視察し、医療レベルや現地のニーズについて経営陣や医療スタッフと議論をしながら現状把握を行いました。
ミャンマーは国民の平均年齢が若く、経済成長が見込めます。アジア最後のフロンティアとも呼ばれ、今後多くの企業進出が期待されており、当会も医療アウトバウンドの重要なターゲットと考えています。
今後は周産期部門だけでなく、新生児管理、腹腔鏡手術、不妊治療、助産師業務においても、具体的な医療協力を開始し、新規センター設立に向けてより効果的な準備活動となるよう進めていく予定です。
パラミ総合病院は、ミャンマー国内では小児科が有名な私立専門病院であり、総合病院としても産婦人科部門を運営しております。今後の事業展開として、新病棟やサテライトクリニックを建設し、産婦人科・IVF(体外受精)等も含めた周産期病院としての発展を中長期戦略として構想している医療機関です。当会は、ベトナム、ルワンダなどでも、現地療機関と連携し、周産期分野において、現地のニーズに合わせた医療連携に積極的に取り組んでおります。ベトナムでは既にメコンデルタ最大の周産期プライベートセクターであるフーンチャウ国際病院で事業協力を始めており、2019年6月21日にIVFセンター拡大の式典が行われました。また、2019年7月24日にはルワンダ国立ニャマタ病院における日本式周産期医療の提供について、ルワンダ政府との間で医療協力に向けた覚書を締結する予定です。